- 初回放送が絶好調らしいですね!
ネット配信の再生回数は1,200,000回で歴代を更新したそう。
(これは2期制作決定への期待が膨らむ!!)
「きのう何食べた?」第1話の見逃し配信の再生数が120万回を超えました!
— 劇場版『きのう何食べた?』 【11/3(水・祝)公開決定‼︎】 (@tx_nanitabe) 2019年4月12日
この数字、なんと歴代最高記録!応援してくださっている皆さんのおかげです、ありがとうございます!
ただ!!第1話の配信は今夜の第2話放送終わりまでです。まだ観てない人はお早めに!https://t.co/z5BX0sGkKU
第2話は、佳代子さん登場回。
結構原作の消化ペース早いなあというのが所感。来週はシロさんの実家とジルベール登場だもんね。この配分で行くと、最終回になんのネタ持ってくるんだろう。楽しみ...
「きのう何食べた?」第2話は富永さん一家が登場!1話よりドタバタでコメディ増し増しの回になってます。田中美佐子さんの絶叫!お楽しみに!シロさんがスイカを食べます🍉シロさんが苺を煮ます🍓ケンジはまたべそべそしてます😂#きのう何食べた#西島秀俊#内野聖陽#田中美佐子#矢柴俊博#真凛 pic.twitter.com/oxWwluCh3M
— 劇場版『きのう何食べた?』 【11/3(水・祝)公開決定‼︎】 (@tx_nanitabe) 2019年4月6日
第2話も大満足!
俳優陣でいえば、欲をいえば佳代子さんを演じた田中美佐子さんが「水気の多い感じ」がまだまだあって、子供が独立した年代の母親に見えないってことぐらい笑。
ストーリーに関しては、いわゆる自己紹介的な初回を経て、とうとう「ゲイとして生きることのリアル」に手を突っ込んできた回となりました。
いわゆる食卓をメインに据える日常系ドラマなのかと思ってましたけど、制作側はもう少し斜め上を狙ってますね多分。
<富永家の反応を原作通りに描いた制作の意図>
西島さん演じる「シロさん」は基本的にクローゼット、つまりゲイであることを周りに知らせずに生きていきたい人としてキャラクター造形されています。
カミングアウトしない理由は色々想像できますが、おそらく周囲の反応もそのうちに入るでしょう。
ゲイだと知らせることで「自分を好きにならないでね」とアウトオブ好みの人から牽制されたり、「夜ってどうしてるの、どっちが女?」とか異性愛者であればまずぶつけられない話題を振られたり、はたまた「生産性がない」と心無いことぶつけられたり。
「同性愛は神がお許しにならない」と断罪してくる人が日本にはほとんど存在しない代わりに、こういう類のカジュアルな差別や無理解がはびこっているのが現状ですから...
佳代子さんちの家族の「(お父さんがシロさんに言葉をかけたのをみた娘が)そんなこと言ったらお父さんのこと好きになっちゃう。」と茶化す反応は、そういう意味でとーーっても一般的ではあるのです。ラベルを貼ることで安心するんですよね人間って。
まあでも原作読み返しながら「ドラマ化するにあたりここは入れ込んでこないだろうな...」と思ってたんですよね正直。『おっさんずラブ』の世界観ではここに触れなかったというのも影響してます。
<弊ブログの過去記事↓>
だからこのシーン見たときにびっくりしました。
あ、佳代子さんちの反応もしっかり拾ってる!制作する人たちは、このドラマをご都合主義やファンタジーとして消化する気は無いんだ!!
とわかったからです。
そこらへんにも触れている松本Pのインタビューはこちら↓
男性カップルが抱えるシビアな問題も、さりげなく盛り込まれている。例えば、シロさんが倹約家であるのは、子を持てない老後を見据えているからでもある。
「原作を読んで整合性がとれていない、あるいは面白みに欠けるなどと感じたときにはアレンジすることもありますし、原作から大きく逸脱した方が良いときもあります。『きのう何食べた?』は、何気ない日常のお話で、物語に浮き沈みがあまりないのですが、それが持ち味というか良いところで。すごく気軽に読めるし、そこが深夜向きなんですよね。と同時に、実は深いテーマがあって、考えさせられることがある。それをライトなタッチで描く、というところも含めて原作を踏襲しました」
その、テーマの深さとはどんなことなのか。「シロさんとケンジは、先天的に持って生まれた困難さを抱えている。それは誰しも抱えているもので、ネガティブにとらえがち。だけど、僕の考えでは、そういうものって一人で抱えるのはつらいけど誰かといることで意外と解決できることがある。シロさんとケンジも、2人でいるときにはそういう問題を全部忘れているんですよね。でも、ふと思い出すときがあって。その繰り返しだと思うんです」
制作側の意図として、今そこに横たわっている「ゲイとしての生きづらさ」という現実をなかったことにせず、きちんと取り上げて丁寧に描こうとしている姿勢。それは、問題提起とまではギリギリいかないかもしれませんが「視聴者を信頼してくれている」という証になります。
それはなかなか得難いことで、すばらしいことだと感じます。
原作と映像化の幸せな婚姻といえば、近年だとすぐに思い浮かぶのは『ちはやぶる』のあたりですかねえ。かの作品は、役者もキャスティングもつくりもカメラワークも映像も照明も脚本もすべてガチッとハマったうえで興行的にも成功した作品。
私の邦画に対する認識を新たにしてくれた作品でもあるので思い出深いのです。
『きのう何食べた』は、『ちはやぶる』に続く名作になりそうな幸せな予感でいっぱいです。
第3回も楽しみに、一週間がんばりますよっと。
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ところで!
原作を踏襲したといえばそれまでなのですが、このドラマ、直接的なラブシーンを意図的に排除してません?
これは最終回までのお預けなのか、妄想が掻き立てられます。
まあ日常のイチャコラが最高なんで、直接的な愛情の発露を描かなくてもそれはそれで一視聴者としては満足なんですけどね笑。
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弊ブログ過去記事
kurihashi64.hatenablog.comhttp://kurihashi64.hatenablog.com/entry/2019/03/22/153925