ジェシカ=ゴクミは成立するのか

安野モヨコは自身のエッセイマンガ『日記書いてる場合じゃねえよ』で、事務所に遊びにきて道端日本一というペンネームでマンガを書きたいっつー話をしてる子鹿のように細くてキュートでぶっとんでる中学3年生の女の子の様子を描いています。
はい、彼女は誰でしょう?








そう、道端ジェシカ!!

(これ書店で買うの勇気いったけど、買っておいてよかったわ)

そんとき安野は代表作『ハッピーマニア』を連載中の多忙かつ量産してるときで28歳前後、ジェシカはz!pperとかにちょろちょろ出始めた頃でなんと中学3年なんだよねー。意外なところで交わっている人と線。てゆーか、道端日本一というペンネームは朝倉世界一に影響されてるらしいわ、なんて早熟な子!眉毛もゲジゲジ気味でちょっとシャイな感じがいかにも宝島社系モデルで、今のイケイケな感じは想像もつかないわあ。
彼女デビューは早いんだけど、一般的に認知されたのは雑誌グラマラスあたりからでしょう。その頃マーケットとして拡大していたグラマラス、ジゼル、グリッターという3Gが掲げる女性像にびーったりフィットしたということで、売れ出したのよね。あとはピーチジョンの専属モデルになったこともキャリア上では大転換だったはず。その後のCM・雑誌への出ずっぱり具合は周知の通り。
それにしても、ピーチジョンのビジネスモデルって驚くほどVictoria's Secretの換骨奪胎バージョンじゃない?「ゴージャスな有名モデルを使う(それまでの下着モデルは2〜3流がやることが多かった)」「基本は下着の通販、そこから派生して水着・洋服・コスメも扱う」「女性・ゲイの多い会社」って、これだけ挙げてもすごい共通点よねえ。
ジェシカ嬢がいまだに「日本の下着モデル」という肩書きで主に英国あたりのタブロイド紙に紹介されるのはなんか忸怩たるものがあるわ。だってVictoria's Secretのモデルとはギャラも知名度も桁違いなんだもの。彼女がよく憧れのモデルとして名を挙げるジゼルなんて、黄金時代の契約金500万ドルよ!?ちなみにVictoria's Secretの年半総売上は51億ドル・・・(驚愕!!)

とにもかくにも、日本の女子代表として、キュートな魅力を全世界にふりまいてくれるのは頼もしい限りよね。こうなったら、ゴクミの座までのぼりつめてほしいわ。奇しくも、旦那・旦那候補がF1レーサーというところも共通してるし。ただ二人が違うのは、アレジがゴクミをエキゾチックな美女として見いだしたところに対して、バトンにおけるジェシカの存在は完全にGirl next doorであるところよね。若い美男美女カップルが幸せそうにしてるのは、こっちまで幸せになるから好き!

彼女、13歳まで英語しゃべれなかったらしい。
努力の人だわー。