航空公園Flying Jam Summitに思うこと

10月10日航空公園でやってるFlying Jam Summitに行ってきた。
昼にジャズやるというのと、お目当ての菊地成孔以外のバンドにクオシモードなど安定感のある名前があったのが魅力。イベントに気づいて突然見にきたいと思ったのでもちろんその時点でチケットなし。屋外前日に事務局に当日券がでてるか聞いてもらったら「全然大丈夫です」とのことだったので、西武新宿線でどんどこ1時間航空公園までまいりましたよ。
会場についておどろいたのが、「え?今日は市民音楽祭なの?」ぐらいのガラッガラな客の入り。舞台にむかって120°ぐらいのすり鉢状の客席は、たぶんキャパ1000ぐらいだのはずだけど、150ぐらいしかお客さん入ってなかったと思う。座るスペースもたっぷりとれて見てる側には嬉しいけど、それぞれのバンドが単独公演したほうがまだ客がはいるんじゃねーの?というお寒い客入りだったので、運営の収支は合うんだろうかと素人心に心配になりました。帰ってから菊地氏のウェブサイトを見たら、このイベントなんと前売りが70枚しか売れていない状況だったらしく、パフォーマンスする方としても、運営どーなってんだよとんだコケ興行だよ悪魔の契約書にサインしちまったよ主催者と腐れ縁なのが運のつきだよw的なことが、愛ある語り口で書いてあった。
その他の菊地氏のブログ見て個人的に思ったけど、この人比較的商業的なこと気にしてきちんと口に出す人なんだね。前売りの推移が好調とか、御贔屓筋がたくさんいてありがたいとか、本が売れて重版してるとか、創作する人でそこらへんの実務的な(ビジネスと音楽の)兼ね合いをジャッジできるのは素晴らしい能力だと思う。
http://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=090926235409しっかし、文章がどうも80年代っぽいと思ったら、田中康夫とテイストが似てるんだよ。ああそうだよこの感じ。やっしーより可愛げとセンスオブユーモアがあるけど。