Cardi Bが2004年のアウトキャスト以来、はじめてラップでグラミーのベストアルバムを獲った!
ものすごい快挙!!
2004年、懐かしみ。
という訳で、カーディといえば巨大なお尻。
PVにおけるウホ!な美女評論家を自称する私が、彼女の偉業を讃えるためにお尻に注目しながら過去のお尻ヒット作を並べて行きます。
ちなみに、Youtubeが設立されたの2005年ですからね!
ーーー2000年代ーーー
2000年、このジェニファー・ロペスのドレスがバズりすぎて、Googleのイメージサーチが生まれたという。ほんまかいな。
彼女のトレードマークは大きく丸く美しいヒップなのですが、当時のPVを見てみるとかなり小出しにしてるのが分かります。
<1999年 ジェニファー・ロペス「Waiting for Tonight」>
当時のセックスアピールといえば胸!おっぱい!
下半身がゴージャスなラティーノとかアフリカンの人たちが、まだ音楽業界でもメインストリームではないと認識されていたのですよね。
何しろ天下のBeyonce様が「私たちのようなカーヴィーな体に合うドレスを提供してくれるブランドが無かった。だから母がドレス作ってたの実は。」と当時を振り返ってるぐらいですから。そういった影響もあって、メジャー向けに露出のコントロールをした結果、JLoの見事なお尻がチラリズム処理になっているのだと思います。
<1999年 シスコ「Thong Song」>
ちらっとリュダクリスが出てきますけど、彼らのPVはだいたいお尻要素が多めです。まあ夏のパーティーチューンだからというのもあります。お尻のほっぺをソフトに振ってますね。今見ると。
<2003年 50セント「Candy Shop」>
ギャングスタラップの後継者といえば50 ( Dr.Dreのファミリー )。
いわゆる娼館をモデルにしたギャングスタのPVでも、今見るとかなり上品な作り。腰回りと谷間は全開だけどお尻はきちんと布で覆ってます。当時はMTVで見てもかなりドキドキした出来だったんですけどね。全年齢配慮かな。
<2005年 シャキーラ 「Hips don't lie」>
お尻が大きいタイプではないのですが、とにかくバランスが美しく、ベリーダンスの影響も受けているため胸部からお腹にかけてと腰の動きが連動してすばらしく洗練されています。ラテンの歌姫ですが、ダンス自体は舞踊の要素もかなり強い。
ちなみに後ほど出てきますが、ブラックの人がやるトゥワークは肩を動かしません。上半身をロックアップしたまま腰だけを動かすのですね。ここが大きな違いです。
ここーテストに出るよー(笑
<2007年 リップスライム「熱帯夜」>
一発撮り。日本のアーティストの作品で、お尻のほっぺたが出てるのはかなり珍しいと思います。ダンサーのお姉様がたが卑猥(いい意味で)。振り付けがちょっと間抜けでハッピー。これがリップの醍醐味。
こうやって見ると日本特有の湿度のある色気がよく表現されてますね。まさに熱帯夜。
これもいわゆる娼館ジャンル、キャバレーです。参加ディーバはほかにもいるのですが、リルキム姉さんの全盛期が一番分かりやすいのでこの曲にしました。胸は強調されてますけど、やはりお尻はそれほど露出がない。
この年はレディーガガのデビュー年でもあり、その前の2007年にはお尻がゴージャスなことで有名になったキム・カーダシアンとファミリーのリアリティショーが放映開始されています。
<2009年 ジェニファー・ロペス 「Jenny from the Block」
10年前とくらべてみると、お尻の露出が桁違い!ビデオのコンセプトがパパラッチ目線にしていることもあるのでしょうが、3:40過ぎにクルーザーでビキニで腹ばいになってるのにもかかわらず盛り上がりの立体感がえげつない素晴らしいお尻が堪能できます。
お尻時代の到来。
ーーー2010年代ーーー
2010〜2012年ってなぜかあんまり刺激的なビデオが記憶に残ってないんですよね。
個人的にプライベートで色々あったのもありますけど、リーマンショックやら震災やらの外的要因もあるような気もしたりして...。
<2013年 リアーナ 「Pour It Up」>
もともとアルバムごとにきっちりセルフイメージを塗り替えるアーティストではありますが、音楽的に冒険をした「Unapologetic」が大成功。メロディアスじゃなくてもヒットすることを証明したリリ様が、アルバムから切り出したシングルです。
歌詞の冒頭にあるストリップクラブを描いた世界観で、巨尻と水を絡ませるセクシー極まりない演出。揺れるヒップをスローで撮る表現もここから流行した気がします。
<2013年 ビヨンセ「Partition」>
優等生のB様にしてはめずらしく、かなりセンシュアルなビデオ。パリのキャバレー「クレイジーホース」の実際の舞台で撮ってるだけあって、ショーめいて品があります。背中を覆うものがほとんど無いという露出度の高さ。見応えあります。
<2013年 マイリー・サイラス「We Can't Stop」>
マイリーはディズニーチャンネル出身の由緒正しいプリンセスだったんですが、芸風がやや振り切れてた時期の大ヒットです。彼女のおかげなのか、トゥワーク(お尻のほっぺを揺らす動き)という言葉がアメリカのお茶の間レベルまで浸透した年でもあります。拙ブログ記事↓も置いておきます。
個人的に大好きなラッパー。ファレルと組んでる癖になるチューン。後半のニッキー・ミナージュが素晴らしい出来。お尻のほっぺたは隠し気味なものの、お尻が重量級&動きがもはや暴力的。
こう見てみると、2013年はお尻ビデオの豊作年でした。
<2014年 ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」>
そして2014年、ますますいや増すニッキーのストリッパー風味。バックダンサー含めて、お尻のほっぺた下半分が完全に露出してます。後半のドレイクとのプライベートダンスがどエロい。最後はお預け。
ここでニッキーがやってるのがいわゆる「トゥワーク」ですね。肩と胸部を固定したまま、お尻だけを動かす。横揺れも縦揺れもどっちも迫力あります。
混同しがちなのですが、ラティーノがよくやるサルサやルンバの動きとは違う原理です。
<2014年 ジェニファー・ロペスの「ブーティ」>
ラテンが誇る、お尻の女王JLo姉さんの、イギー・アゼリア(豊尻とカムアウト済み)とのコラボ。二つの巨大なお尻がうごめいて壮観。スポーティーな動きとモード寄りの衣装を選んだおかげで、全体的にフィメールラッパーほど崩れず、生々しいけれど品のあるビデオに仕上がってます。
ここでもお尻は水で濡らしてますね。ウェット&メッシー。
ちなみにこの時姉さん45歳です。肌の張りといい筋肉といい、人智を超えた美尻...
<2016年 カニエ・ウェスト 「Fade」>
女性アーティストじゃないけれどこれはリストに入れないと。
余計な加工や編集なし、ダンサーの動きだけで1曲分魅せる構成。お尻はほぼすべて出てますね。床に寝そべるフロアワークが圧巻です。
<2016年 リアーナ「Work」>
一つの曲に対して、2つのバージョンがあるんですがどちらも Explicit。
リリ様は大麻ビジネスも手掛けておられるので、大麻とアルコール表現の有無でバージョン及び監督を分けたのかな?と拝察。
この前年に、暴力と流血表現で物議をかもした「Bitch Better Have My Money」を発表してるので、対比でなんか薄く見えてくるのが不思議。
ちなみにこのビデオBBHMMはマッツ・ミケルセンも出演してるよ!
曲自体はダンスホールレゲエの最新形というか、貫禄です。リリ様のトゥワークをじっくり堪能しましょう。
蛇足ですが2016年にトランプが選挙に勝ち、翌年から大統領に就任してます。
2018年3月には映画ブラックパンサーが公開。
そして、お尻界の真打がここで登場。
お待たせしました。
<2019年 カーディB 「Twerk」>
いやもう、まず、冒頭ラッパーの2人が志麻子先生もびっくりの全身アニマル。
そしてお尻のほっぺたが丸ごと見えるビキニ。もはや紐。
ただでさえお尻の重量と総数が群を抜いてすごいのに、それをスローで追う執念。
お尻を形成する脂肪とシリコンと筋肉に思いを馳せずにいられない。
タイトルにも「トゥワーク」とある通り、PVの趣旨としてベスト「トゥワーク」コンテストのていなので、全編息つく暇もなく、すべてお尻。
メス感がすごい。品は無い。でも楽しい。最&高。
ちなみに、最後のシーンで25K分の札束見せてる女の子が優勝者です。
同じ曲名の2013年作品と比べると、その突き抜けっぷりがよくわかります。
ここ20年のお尻PVの最高峰として推せる。
おまけ。
<2018年 カーディB 「Money」>
こういうストリッパーと紙幣が飛び交うビデオって一つのパターンで、一昔前のギャングスタラップのビデオでよく見かけました。
モードと歴史的な建物を絡めた点と、女性として自分のオブセッションを介在してミックスさせたところがこのビデオにおけるカーディの新しさなのかな。
グラミーの授賞式でこれ披露したの本当にすごいと思う。
そりゃスピーチで「weed吸わないと無理www」って言っちゃうよね。
おめでとう!!
ちなみにPVパトロールの過去記事はこちら↓